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BROTHER BEAR [Animation]

 今日はディズニーデーで昼からずっとWOWOW漬けで半日過ごす。(笑)
ブラザーベアはやっぱり昼と夜2回観てしまった…。
実はファインディングニモは今回初めて観たのだが結構面白かったですヨ。
ごく普通のエンターテイメントとして、なんだけど。

チキン・リトルのある程度突っ込んだ映像も今回初めて観たんだけど…。
フォクシー・ロクシーに目が行っちゃったってのは……
ハイ、どうせ自分はそーゆーヤツです。

ブラザーベア(以下BB)に関して感想書くの今更初めてなんだけど、簡単ながら。

BBってのは自分としては「男の世界三部作」(と勝手に命名)の最終作と位置づけしてるんです。
前二作はなにか、といえばライオンキング(TLK)、スピリット”スタリオンオブザシマロン”(SS)
のことなんですが。
TLKで父子の関係、SSで男同士の友情、ときたら最後に残されたのは「兄弟」なわけです。
この三作の物語の核心はなにか?と聞かれたら自分は間違いなくこう答えます。
「男同士の熱いハートの物語」って。
というかこの三作観てアツくなれないのって男として冷めすぎなんじゃないの、って思ったり
するんだが。(笑)
(自分が単純なだけかも。(笑))

それはさておき、BBはナレーションでも言っているとおり、

「熊になることによって一人前の男となった少年の物語」

なのである。
正にそのとおりであってそこに「兄弟」という要素を結びつけることによって構築された話である。
(逆にそれ以外の点は上映の尺の都合上、端折った感はいなめないが。)
公開時のブエナの広報展開も的外しすぎで酷かったよね。(笑)
「コーダかわいい」で作られてる話じゃないんだってば…。
(ま、ブエナのJAROに警告されそうなぐらいな的の外しっぷりはいつものことなんだが。(^^:)
核心からズバッと言ってしまえば、末っ子が成長するためにはどうすればいいのか?
それは弟(妹でも可だが)ができることなのである。
初期段階ではキナイはやはり弟のままで話が進むはずだったらしいのだが、それでは無理が
あると思うのよね。
というか多くの人の経験的共有も得られるはずなのよ、弟ができるということは。
BBの物語の核心はそこにあるわけであって他の要素はあくまでもオマケと思ったほうがいいかな。
とはいえ他要素でも十分楽しめるんだけど。

演出面でいえばキナイがコーダに真実をうち明けるシーンがよいなぁ、と思ってたり。
初期では普通に二人に話させて進む予定だったシーンですが、セリフがなくフィルの歌のみで展開
していく様は受け手の想像力をかき立てられるシーン。
トゥークとラットは、”道化が真実を語る”という定番の役回りなのだがラットが角をへし折ってしまう
くらいの目にあってながらもああくるのが、やはり兄弟なのだよな…。
そういやフィル・コリンズはバルトで白熊兄弟のマックラックの声あててたわけで、そういうとこでも
熊つながり。(笑)

ディズニーの手描き2Dアニメーションはこの次の最終作ホームオンザレンジがあるとはいえ事実上
はこれが最後といっても差し支えはないような気がする。
しかし手描きのアニメーションにはいくらポリゴンをトゥーンシェーディングしても及ぶことが出来ない
ものがある、ほんとうに失っていいものなのか?
写真が発明されたとき、絵画はその役目を終えたということで無くなると言われた時代があった。
だが現状はしかり。
そしてポリゴンで描かれた3DCGI映像には描ききれない世界がこの作品にはある。

ブラザー・ベア

ブラザー・ベア

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2004/08/25
  • メディア: DVD

自分はこの国内盤以外にUS盤も持っていますがそちらは2枚組。
国内盤は未収録コンテンツが多数あるしDTS音声もないんですよね。
再販時は出してくれるといいんだけど…。


タグ:animation Disney
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