SSブログ

個人輸入で新旧G [怪獣]

 米Amazonに発注しておいた新旧GODZILLAのTVシリーズDVDがかろうじて夏休み前に到着。
つまり夏休み中はこれでも観ていろと…。

いや、とりあえずの内容チェックを一通りはしましたが。(笑)
ちなみに夏休みは今日から16日まで。
でもどこにも行く予定なんかないよっヽ(`Д´)ノ


ジーダスx2 [怪獣]

 はい、今回のコナミのSFムービーセレクション、小さき勇者たち-GAMERA-しっかり乗り遅れましたよ。
やっぱり発売日に行かにゃアカンかな、と後の祭り状態なのだが大怪獣ガメラvol.2やフィギュメイトはまだ在庫山積みで売られてるのでそもそもの入荷数が少ないんかなぁ…。
箱売りどころか店頭在庫そのものが壊滅状態なのでようやく売っているのを見つけたものからとりあえず2個ピックアップ。
お持ち帰りしてさぁ開けてみると…。
1個め、ジーダス。
お、なんか幸先いいなと思いつつ、
2個め、ジーダス……

ハイーーー???
いや、自分ジーダス好きだからいいんだけどさ、
ってかなんでこうなるのよ?
選んだ2個ともなんて偶然にしては出来すぎじゃん…。
もしかしてこれは何かの天啓ですかい!?

それはさておき、相変わらずこのシリーズの造形はよく出来ておりますよ。
この頭の痛くなるような背中の造形をたった¥400ほどの完成品できちっと再現できているのですから。
よく見るとトゲだけでもパーツ割はかなり苦労してるようですね。
ひっくり返すと足の裏までちゃんとディテール作ってありますし。
ただ塗装がちょっと手抜きっぽいかもしれん。
手足とも爪に色差しされてないし腹側の色分けもかなり個体差があるようだ。
(この2体だけでもぜんぜん色分けの位置が違います。)
まぁ細かいところはチョロっと筆差ししてやりましょう。
だけどジーダスってどれもエリマキ全開状態のしか出てないんだよね。
閉じたの出すようなひねくれたとこはどこかないすかね。(笑)


とりあえず作業台の上にての並び、後ろはあまり気にしない。


暫定でこの位置に来てもらった、というかこの2人並んでもあまり違和感ないんですが…。

ところでコナミのこのシリーズ箱買いすればほぼコンプリするらしいのだが、(平成ガメラはレアまでフルコンプできた)今まで一箱10個入りだったのが今回はなぜか6個に減っているわけで、これでは一箱買っただけじゃよほど運が良くなきゃ無理かな?

ちなみにうちに居るジーダス、これで4頭に増殖…。


タグ:ガメラ 食玩

WF2006 夏 [怪獣]

 今回もすらっと一般参加してまいりました。
ワンフェスはアイテムの価格の絡みで購入する数は少なめですが…。

今回購入したものはアトリエG-1さんとこのトトvsジーダス(キット版)だけでした。
完成版は早々に完売してしまったようですが端っからキット版を購入するつもりだったので無問題。
やっぱガレキは自分の手で仕上げてナンボだからね。
トトガメラ関連で実際に領布されていたのはこれだけか?
単に見落としていただけかもしれないが。(展示のみのトト成長版というのはあったが…。)


箱画は完成版と同じ、ってか完成版のタグを切ってペタっと貼ってあります。
ジーダスのイッちゃってる具合が非常によろしい。
でもタイトル間違ってるよ~。


箱を開けて説明書きを取り出して中身とご対面……………
ほへ!?
なんだか見てはいけないものを見てしまった気分、ってかなにこれっΣ( ̄□ ̄;


取り出してみてもなんじゃこりゃな感じですがこの状態だと成型色もあいまってジーダスのトゲパーツに見えません。(笑)
このサイズの塗装仕上げは気が遠くなりそうだが覚悟すればなんとかなるよ、うん。


コナミの企業ブースにSFムービーセレクションの絡みでDVDのチラシが置いてあったので頂いておいた。
表は2枚組版のジャケ写真と同じ、サイズもトールケースにピッタリ。
そろそろショップにも置いてあるのかな?
しかし角川の本家webに未だに出てこないってどうなってんだ?店頭予約なんかもう普通にしているのになぁ。


ガメラ名古屋決戦地めぐり(名駅前編) [怪獣]

 出張最終日は帰りに名古屋へ。
小さき勇者たちにエキストラ出演もした地元民、ラタさんにお呼ばれされての寄り道です。

まずは名古屋へ向かった透たちと同じく近鉄で名古屋入り。
でも待ち合わせでしばらく時間があるので高島屋へ上がって三省堂で本買ったり
ハンズで着ぐるみ材料物色したりで時間つぶし。
劇中ではまず高島屋…みたいなビル(笑)の壁面にジーダスは手足ボコボコ突っ込んで
登っていってからタワーズみたいな高層ビルへ登っていくわけだが、その様はまさに
キノボリトカゲのよう…、ってエリマキトカゲはキノボリトカゲの一種だからいいのか。(笑)


こちらオフィス棟、トトはまさにこの頭上に突き刺さるわけだ。
回転ジェットで突き飛ばされたジーダスもこの屋上から駅前に落下してくるし。


先日撮り忘れていたジーダス最期の地。(笑)駅前から桜通方向を望む。
子どもたちが通せんぼして透が「さよなら、ガメラ」のシーンもこの通りのはずなのだが…。
封鎖して撮影なんてとても無理っぽい場所だ。(^^;
ラタさん曰く、マラソンでもここは通行止めにして使えない通りだそうだからなぁ。
ここで撮影しなかった理由もなんとなくわかる。


オフィス棟側から大名古屋ビルヂング…、なのだが帰ってから調べていたら判明したことが。
ジーダスの噛みつきハープーン舌ゼロ射出はまさにこの眼前、それを横から見る位置だったのだ。
(左にジーダス、右にトトとなる。)
なお最終決戦を見守る透たちはもう少し右側へ行った所から見ていたことになる。


高島屋から大名古屋ビルヂングを望む。
場所はだいたいジーダスが右手突っ込んだ辺りの所から。
ジーダスがでんぐり返りしっぽ投げする時だけこの屋上の構造物は一切なくなっているのだが…。
野暮なツッコミなんで気にしないでおこう。
(上空からの俯瞰だとコカ・コーラのアドと大名古屋の看板の間を通り抜けたことになっている。)
そしてラタさんとはこの屋上のビアガーデンへ行くことに、ネタ的にも面白いから。(笑)
それから2時間程ここで宴会やってましたー。


その屋上から、ジーダスが地上へ向かってでんぐり返りする時の視点はまさにこんな感じのはず。
時間が夜になっちゃったけどね。

大名古屋ビルヂングを出て近辺でなんとか記憶にあるロケ地をまわってみることに。
ロケ地マップ出力して持ってくればよかったがこれは予定外だったからなー。
わかっていたらちゃんとカメラも持ってきていたんだが。


ここがかの瓦礫で埋め尽くされた通り、孝介が透を止めようとするカットの通りである。
街灯についている看板が記憶にあってなんとか判明した。(笑)
これは映像とは反対、透たちの視点で見た通り。
現在は真正面にミッドランドスクエアが見える通りなのだ。
なおこの周辺は後でトトがジーダスのしっぽに噛みついたまま通過する場所なので
完全に瓦礫の山と化します。


その通りをしばらく駅方向へ行くと大名古屋ビルヂングの裏手となる。
ご覧の通り踏み台に丁度良い構造になっているのでジーダスは屋上の角をつかんでよっこらしょと
登っていけるわけだ。


大名古屋ビルヂングの表側にまわってオフィス棟との位置関係。
この上からジーダスはでんぐり返りしてトトが一直線に吹っ飛ばされていく。
トトの突っ込んだ方角のつじつまが実際には合わないが画的な見栄えを取ったからだと思われる。

決戦地となった名駅前を実際にまわってみると想像していたより狭い。
セットやカメラワークの都合とか映像の見栄えを取ったからなんだろうけど。
ここでトトとジーダスがボコスカやっていたのなら本来ならまわりの建物はもっと壊れていても
いいはずな感じだ。
映像的にはミッドランドスクエアの方角は極力わからないようにやっていたんだなぁ。
撮影は去年なのに劇中では今年の夏ということでそのつじつま合わせでの考慮なんでしょか。

さて、自分はこの後銀河で東京まで帰りましたよ。
0時すぎまで時間あったのでさらに近くの店でダベッてから別れましたが。(笑)


タグ:ガメラ 愛知

小さき勇者たち -GAMERA- の2 [怪獣]

(このエントリーはhttp://blog.so-net.ne.jp/vixenlog/2006-05-02の続きとなります。)

 最初に、観に行くか否かで迷っている人はぜひ観に行ってほしい。
とくに普段怪獣映画を観ない人にこそ観てもらいたい作品です。
早いところでは今週の金曜、大多数でも来週で終了が確定的です。
もう残された時間は少ないです、とにかく観てみて頂きたい。

今回自分ではたぶん最後になってしまうかもしれない”小さき勇者たち”を観てまいりました。
これでDVD発売までしばらくお別れかな。
前はお話にのめり込みすぎで映像とかフォローしきれなかったので今回はそちらをじっくりと観て
まいりました。(そうしたら見落としていた画が結構あることあること。)
映画本編に関して前エントリーで書きそびれたことや怪獣ネタを本エントリーではつらつらと。

本作、実は一般市民が体験する怪獣災害のリアルシミュレーション映画?

他のブログのコメントにてすでに少し触れたことなのですが…。
この作品の特色の一つに劇中における怪獣情報の少なさ、というのがあります。
たとえばジーダスの出所やその目的とか、赤い石についてとか。
これは本作が一部を除いて相沢親子の主観視点で描かれているということにあるからでしょう。
実際、怪獣が現れても市居の人達が得られる情報は新聞テレビラジオ、はたまたネットといった
メディアから得られるもの以外どうにもならない。
でも怪獣の出所とかなんて危機に直面した人達にはさしたる重要な事ではない。
それは「なんでかわからんがガメラは人間の味方してくれる」という台詞に象徴されている。
ジーダスに関しても、巨大生物審議委員会で死体のサンプルが入手できたらそれから解析といった
ところが実際でしょうね。
でも行動に関しては推測の域はでないでしょう、目的をジーダスに聞くわけにはいかんですから。(笑)
被災者の避難所生活を画にした怪獣映画ってのも本作が初めて、ですよねぇ。

ジーダス

本作のライバル怪獣であるジーダス、いかにもガメラ敵怪獣らしい凶悪さでトトをいじめまくります。
波切登場時の捕食シーンなんですけどあらためてみると、これでもかこれでもか、ってぐらいの状況描写
の積み重ねで、1回目で喰いきれなかった泣き崩れる人々を追い打ちかけるように貪っていくのは
かなりキツイ描写で平成ギャオスですら及ばなかった、食欲を自らに向けてくる者の恐怖、ですね。
スタッフの容赦ない意気込みが読んで取れるシーンでもあります。
しかし音声だけは克明に描写しており、咀嚼音だけが続き悲鳴と泣き声は消えてなくなっていって
いくのは直接見せられるより精神的には恐怖を煽られます。
怪獣が人を取って喰うってのは古今東西あったけれど、自分の記憶にあるなかでは恐怖感トップレベル。
しかしカツヤ、あれ将来トラウマにならないのかなぁ。
下手するとその場で精神崩壊しててもおかしくない状況だし。
ところで最初灯台を落として人々の退路絶ったけど意図してやったのか?ジーダス。
やっぱコイツかなり頭いいんじゃないの?
他にも劇中での行動見てると”知能は決して高くない”とは思えん。(笑)
(ここに限らず本作では状況描写の積み重ねで表現されるところが多く、このあたり田﨑監督は
非常にうまい監督だと思います。)

だが波切初戦時において一つ残念なところといえば、体格差によるトトの不利さがイマイチ
伝わりにくいところか。
ここも状況描写と合成でなんとか見せようとしているのだが、同一フレーム中に見えるカットがロング
とか対比掴みにくい位置関係とかで視覚的に訴えてくるものがちと弱い。
この時点では絶望的といえる体格差があるのだがそれでも挑むトト、がはっきり見えればよかったと
思うのだが。
それこそジーダスがトトの首根っこひっ掴んでぶん投げちゃうぐらいやってもよかったんじゃないのかな。
本作の怪獣の擬人化具合ならそれぐらいやっても大丈夫なはず、うん。(笑)
で、ジーダスの演技、志摩大橋でトトをふっ飛ばしてさらに追い打ちかけようとするのだが、
橋の中に入れずその時地団駄を踏むような仕草を見せるのがなんか笑える。(笑)
それで橋のアーチへどかどかと昇ってここでハープーン舌を初めて見せるわけなんだけど、
これは予告などでも出さずに完全に伏せて置いたほうがサプライズ度が高かったような気がします。

ジーダスは飛べないのに高いところへ登るのが好きらしいのでよく落ちるわけなんだが、
合成素材として中の人入って着ぐるみが本当に落下させられてるというのが…。
いや、いくらマットあってワイヤー吊りされてるとはいえ着ぐるみ着て10mぐらい脳天落下なんて
想像つきません。
自分じゃ着ぐるみ着てそんなことやれとか言われても絶対無理っ、ってか着て無くても無理。(笑)
とにかくジーダスはそのアクションを見てるのが楽しく、でんぐり返り尻尾投げとか屋上間大ジャンプ
とか合成とはいえ着ぐるみがワイヤーアクションでなんでもこなしてしまうのは凄すぎ。
さすが牙狼でも華麗なアクション見せてくれたAAC STUNTSのお仕事です。

ジーダスはアクションのため機動力を極限まで高めた仕様上怪獣なのに体が完全に人間型になって
しまった、いわば蜥蜴人間みたいな外観が特徴といえばなのだが、それをリザードマンと呼ぶかトカゲロン
言うかで歳バレるよね。(笑)
っていうか、スタッフが口揃えて突っ立った姿をトカゲロンと呼ぶのも世代的なものがあるとはいえ、
妙に引っかかるもの感じたのは確かで…。
本編観た後こんな怪獣なのにキックを常用技に持つのはそういうことなんかと思ったわけなんですが、
ライダーネタ入れたのは田﨑監督だからなんでしょうか。(笑)
まんま人型体型というのではGFWのモンスターXもいたけれど、あれはどうにも怪獣というイメージから
離れてしまっていましたがジーダスは演技の仕方でちゃんと怪獣に見えますね。

噛みついたままハープーン舌ゼロ射出とか最後まで凶悪っぷり見せてくれますが、舌ぶっ千切られて
出血する血の色は紫色というのは完全にガメラ敵怪獣のお約束であります。
トドメのトトの火球は完全にG1のリスペクト、ギャオス由来のジーダスにはこれがもっとも正しいのかも
しれない。
最後の爆発も本当に着ぐるみ吹っ飛ばしてしまった甲斐あってCGIでは得られないカタルシスである。
しかし敵怪獣着ぐるみとしては使命を全うしたともいえる最期とはいえ、本作の怪獣バトルの真の立役者
が既に存在しないのは寂しさを感じるものでもありますね。

========================================

今回のガメラのすべての〆、
透の最後の台詞。
「さよなら、ガメラ。」
トトではなくガメラ、やはりそれが本作のすべてを物語っています。


タグ:映画 ガメラ

ガメラ トレーラーキャンペーン最終日 [怪獣]

 これでラストだトレーラーキャンペーンっっ。

いままでまったく足を運んでいなかったので一度は行っておかないとね。
それに一番近くまで来た会場ってのもあるので。(笑)
(たぶんトト兄貴の自宅にも一番近いと思われるが。)

今回会場はWMC多摩センターとなっていますが、実際は場所の都合で階段を上り詰めた
パルテノン多摩となっています。
15:00の回を見てまいりましたが今回は雄叫びコンテストのみでケヅメくんは来ておりません。
またトラックが乗り付けられないのでトト兄貴が唯一地上に降りるという状態になっています。

伴走のライトエースだけは入れるので横付けです。
全国行脚してさすがにラッピングの細部は剥がれなどのくたびれがでています。
横のモニターでは予告やらメイキングやらがループして流れています。

兄貴の甲羅にもワイヤー擦れの傷みが…。

コンテスト中、MCのだっくすさんと。
他では見られなかった正面寄りのトト兄貴なのだがなんだか左右から押しつぶされているような…?


実際に劇中登場のワンフェス展示のものとの比較。
こうして見るとあきらかに別人。
全国をまわったトト兄貴は積載されるトラックの幅に合わせて左右方向を圧縮されてしまっているのです。
以下、目に付く撮影用と異なる部分。


四肢は胴と一体のようで分割不能となっています。

首と尻尾の左右に固定用とおぼしきフックが…。

ワイヤーは甲羅に固定されて外すことができません。
一見すると金属ワイヤーのようですがよく見るとロープを束ねてそれらしく見せています。

この後は翌日のため前夜祭入りしたのだが、その際に大阪方面の情報として海遊館ではまったく
告知がなく公式HP見て来た人以外気が付かなかったのでは?という話が。
そのあたり地域差大きいようなのですが一体どうなっているのやら。


タグ:映画 ガメラ

小さき勇者たち -GAMERA- [怪獣]

 少し落ち着いたんでネタバレ御免の感想エントリ、いきます。

まず結果から言ってしまえば、一生もの殿堂入り、一発で確定。
自分的にはすっごいOKで逆に言えばなんでいままでこういう怪獣ものってなかったんだろって。
自分の思いつくところではデジモン(テイマーズまで)に怪獣もののカタルシスを感じることができて、
アイアンジャイアントのドラマがわかる人、そういう人は間違いなくビタッとくるかな。
普段怪獣映画観ない人でも問題なっし。(笑)

従前の怪獣ものがひとつの限界に達してしまっている今、このジュブナイル怪獣ものへの挑戦は
”怪獣映画”そのものの生き残りを賭けた勝負であるといえます。
平成シリーズはいろんな意味で素晴らしい作品ではあったのだけれど(実際自分も好きだし。)
怪獣ものというカテゴリーの間口を自ら狭めてしまったという負の側面を持つのを忘れちゃいけない
んだよね。
それは作品の評価は高いにもかかわらず、興行面でぜんぜん振るわなかったという状況に現れて
しまったわけなんだが…。
言うならば怪獣映画なんてマニアしか観ないという図式を加速させてしまったのだが、
そもそも自分らみたいなマニアなんて牌としてはたかが知れてるわけで、怪獣映画って制作費
バカにならない、それで客少ないじゃにっちもさっちもいかなくなるのは目に見えてる。
(でもマニアを軽視してもいいという意味じゃないよ、本当に世間にそっぽ向かれた時、最後まで
ついてきてくれるのはマニアだけなんだ、そういう意味でもその方面もきちっとしておかなければ
いけないと思う。)
それに今の子どもは従前の怪獣ものをそんなに欲していないという現状もあるしね…。
そんな状況に対する一つの回答としてガメラは勝負に出た。
日本の怪獣キャラNo.2とはいえゴジラと比較するとブランドとしてやっぱり弱さはあるのだけれど
だからこそ大きな冒険も可能だ。
その一つが平成シリーズとして結実したのであるし、今度はファミリーピクチャーとしての挑戦と
いうことなのであると思います。
興行サイドの要求も大きかったんだろうけど、
怪獣ものってもっと包容力を持っていたカテゴリーのはずだしね。
それに映画に限らず商品のヒットさせる最終的なところって、いかに一般客を巻き込むかにあるわけで…。
(今回かなりの試写会行ったのも口コミ作戦、という興行戦略といえますね。)

前にナルニア観に行った時、子ぎつねヘレンと予告を同時に観た時かなり唖然となったのだが
作りのベクトルが全く同じだったのね。
それは本編観れば納得なんだけど、タイトルの”小さき勇者たち”の通り、この作品の本当の主役
は子どもたちであってトト(ガメラ)は助けてもらう存在。
そのあたりは従前の怪獣もののノリで観ようとする人には完全に期待を裏切られるはずだが。(笑)
でも観客に子ども無くして怪獣映画はあり得ない。
怪獣ものの未来を考えるなら今の子どもたちに観てもらえなければこの先はない。
現状でも既存怪獣の新作しか作れない(それすらも難しくなりつつあるが)状況であるのに、
今の子どもたちについてきてもらえなければほんとうに絶滅してしまいますから。

今回ジュブナイルものとして描いたのは、いわば子どもが大人へなっていくとき、
乗り越えなければならないもの、決別しなければならないもの、
それらの比喩としてガメラという器を借りて描かれたのが本作であるが。
それは子どもには今(もしくはこれから)立ち向かっていかなければならないもの、
大人にとっては経験してきたものであってすべての世代に理解できるものであるはず。

赤い石のリレーからクライマックスへ向かっていくところ、
あのカタルシスは”ぼくらのウォーゲーム”、いや”ディアボロモンの逆襲”か?
…後から思えば同じものを感じたんだけれど。
”理屈で考えるな、心で感じろ”なところですよね。
自分が最高潮に来ちゃったところがセントラルタワーズから落下してしまった……、
と思いきや回転ジェットで飛び立つトト、なところでした。
たぶんその時自分は他人に見せられるような状態じゃなかったかと。(笑)

今回、全体を通して昭和、平成両シリーズへのリスペクトでありアンチテーゼでもあると思います。
それは映像とか演出とか、いろいろと見てとれるわけなんだけど。
今までガメラってなんだか理由もわからず子どもの味方してくれたり、
平成シリーズでは対ギャオスのための生体兵器だからというあまりにも悲しすぎる理由が
自分的にはどうしても納得いかなかったのだけれど、トトガメラははっきりしている。
”透を守りたい”
これでいいじゃないですか。
アバンガメラが理由不明なのに自らの命を絶ってまで殲滅したのと非常に対照的なんだけれど、
この違いが従前の怪獣ものとの決別宣言、と言ってもいいでしょうね。
なんだかかなり擬人化入った考え方だけど、本作だったらそういかなきゃダメでしょ。
感情移入の度合いだってそのほうが全然違ってくるし。
だからトトもジーダスも動物的行動じゃない、頭良すぎ。(笑)
感情表現というところではトトは顔に集約した感がありますけど、ジーダスは全身とその行動に出る。
エリマキも結構感情表現に有効なデバイスとして働いていてそのあたり、
エリマキトカゲネタにしたのは正解といえるかな。
ジーダス登場の大見栄の切り方もかなりインパクトあって直接描写は避けているものの、
追いつめた人達をかぶりつくように貪り食って口を血で真っ赤に染めちまったというのは
強烈な印象を出してる。
G1ギャオスではかなりエグイともいえる描写があった(とはいえ人影は直接見えないが)のに
血はまったく見えなかったというのとかなり対照的。
ファミリー向け路線とはいえ怪獣ものなんだからこれぐらいはOKなのかな?(笑)

ジーダスの攻撃といえば舌と尻尾がまず出てくるだろうけどキックもかなり印象深い。
正式には”喧嘩キック”という技なのだそうだが(笑)、かなり擬人化入った技だもんね。
というかこれトカゲロンへのオマージュととっていいですか?(笑)
普通の怪獣着ぐるみではありえない高さまで足あげて蹴り叩き込むのが凄いっちゃ凄いの
だけれどそれを実際に可能にするジーダス着ぐるみの機動力が凄いわな。
GMKでもゴジラがバラゴンに蹴り入れるカットあるがあれはカット割りでそう見せてるわけだし。
そういやGMKゴジラもジーダスも中の人、吉田瑞穂氏だよね…。
吉田氏ってここ何年か自分がいいと思った怪獣のなかに入ってるのがどういうわけか多い、
それと身長とか体格的なスペックも自分と同じ人なので、ということで顔覚えちゃった
スーツアクターさんなんですが。
ジーダスって中の人の体型がはっきりわかる着ぐるみなんで、それ故本作のセットのスケール
が自分対比しやすいというのがありました。
中の人対比でトトとの身長差出された一文にはそれこそわかり易っ、みたいな。(笑)

細かいところみれば、赤い石って結局なんだったのよ、とかジーダスってなんのために現れた
のよとかあるけれど、この作品から見れば省いちゃってもそんな問題にはならない。
そもそも尺が96分しかないわけだし、もっと延ばしても話パンクしちゃうだろうし。
自衛隊が動かないのも33年前のギャオスインパクトのトラウマのためだとか、そういったとこで
関連書籍やら各種設定から脳内補完しとけばいいわけで。(笑)
ただ本編で補足しきれない部分は極力ないほうが理想ではあるが本作ではそのあたり、
詰め込みすぎると従前の怪獣ものと変わらなくなってしまうし。
原作版からも省かれたカットっていろいろあるけど、その中に描写として削ってしまってよかった
のだろうか?、という部分があるのは残念といえば残念ではあるが。
ただ翼まで生えてきてドラゴン然とした姿で空を飛んでしまったジーダスは見てみたかったなぁ。(笑)

今エントリはここで一旦終わりにします。
書きたいことは沢山あるんだけど全然整理つかない。(^^;
またなにかあったら後日ということで。
さて、今回はネット購入使ったんで先に買った前売り券残っちゃってるんだよね。(笑)
5日あたり2回目観にいってくるかな~。

なおエキストラ参加の某氏の姿、結局わからず。(^^;

(ほんとに書きたいこと多すぎででまとまりきらず、
このエントリは4/30に書き始めましたが公開は5/2になってしまいました。)

5/24、続きエントリーhttp://blog.so-net.ne.jp/vixenlog/2006-05-24追加しました。


タグ:映画 ガメラ

ガメラ東京大横断!! [怪獣]

 というどっかで聞いたようなタイトルはさておき、
帰りに現在都内で開催されている展示物を見てまいりました。
有楽町を振り出しに汐留、渋谷、新宿、池袋と…。
ほんとに横断というか縦断だな。(笑)

1)汐留

日テレタワー横の大屋根下に1/1”寝トト”の展示。(4/26~5/7)
ワンフェスで展示されていたものと同じのようなので詳細は割愛。
(というか今回はカメラなんて持っていませんので…(^^;)
今日は自分は見損ねたのだが有楽町周辺をトトトレーラーが流しており、
その後にユーカリが丘に向かったようです。
つまり全国行脚したトトってそのために製作されたものだったのか…?
たしかに最初見た時甲羅の盛り上がりが異様に高く違和感があったのだがほんとに
別人だったとはねぇ。(^^;
本編観てから考えてみれば、劇中でトトが搬送されるトレーラーって重機なんかを載せる
とくに全幅のあるタイプなんですよね。
それでいて手足があんなにはみ出してしまっているわけで、キャンペーンで走った4軸の
プロフィアなんかに載るわきゃないよなぁ。
(劇中では牽引しているトラクターの全幅がそれと同じ。)
それに劇中のようにはみ出していると法に触れるので行脚することはできませんね。(笑)

2)渋谷

HMV渋谷4Fにてプロップ4点展示。(4/24~4/30)
こちらも写真はないがそもそも店内撮影禁止なので。(笑)
展示物の写真は公式blogのが全てですのでそちらでどうぞ。

展示物
 アバンガメラ着ぐるみヘッド
 ガメラトト1/2(?)マケット(四つ足タイプ)
   本番のものより顔立ちが鋭い印象があります。
 ジーダスロング用(?)マケット
   初期の直立二足歩行状態、これじゃほんとにトカゲロンだよ。(^^;
 ジーダス上半身ギニョール
   上半身とはいえ1m程ある渋谷一番の大物。
   エリマキがボロボロの状態の造形がなされているのでセントラルタワーズから落下後の瓦礫
   から飛び出してくるカットで使われたものか。
   ジーダスは着ぐるみがすでに現存しないためマケットとともにその姿を伝える貴重なものです。

3)新宿

HMV新宿SOUTH、1点のみ。(4/24~4/30)

展示物
 ガメラトト着ぐるみ(二足歩行タイプ)
   ワンフェスで展示していたものと同一なようなのでとくに目新しいものはありません。
   ちなみに今日はズムサタでガメラトト(イベント用着ぐるみ)が出発する直前に登場。
   その後有楽町へ舞台挨拶のために来たと思われるのでこちらも別人が稼動してます。(笑)

4)池袋

HMV池袋メトロポリタンプラザ、1点のみ。(4/24~4/30)

展示物
 ガメラトト上半身メカニカルパペット
   たぶん志摩大橋の舌避けカットなどで使われたものだと思われます。
   首がほとんど引っ込んだ状態での展示でした。
   
(ちなみにタイトルの元ネタは”デジモン東京大横断!!”です…。)


タグ:映画 ガメラ

ガメラ公開初日 [怪獣]

 というわけで舞台挨拶まで終了して劇場の外に出てきました。
詳細は後程ということで。

途中で涙腺大爆発させそうになったのは不覚…。
(小爆発はしましたがね。(^^;)

ちなみに今回購入したもの。

パンフレット、下敷き、キーチェーン(ガメ美さん)…です。


タグ:映画 ガメラ

24時間まるごと [怪獣]

 ガメラ、最終の”小さき勇者たち”のメイキングのパートだけうちで録っておいてもらったので
つらつらと観ておりまする。

ますます公開へ向けてヒートアップ、ってとこなんですが…。

しっかし観ていて愕然とするのはやっぱりジーダスなんですよねぇ。
いろいろと撮影シーンのところ観ていると驚きの連続。
なんでコイツはこんな動きが出来るんだ!?

ってなぐらい一般的な怪獣着ぐるみの常識から見ると異常ともいえるアクションばかり。
でもよっくジーダスを観察してみると胴、腕、脚には肉のシェルがまったく見えない。
これ、ほとんどフォームラテックスの皮1枚だけみたいなもんなんじゃないの?
尻尾振り回すシーンのとこなんか脚の形状がまったく人間のまんまってのが見える。
というか吊られてほとんど仁王立ち状態になったところだと頭と尻尾以外まったく人型じゃん。
手なんかも5本指のまんま人手でかなり器用そう。
たしかにうっかりするとトカゲ怪獣じゃなくてトカゲ怪人だ。(笑)
これなら怪獣着ぐるみじゃムチャと言えるあんなアクション取れるわけだよね。

でもこんな体型でも前傾になってそれらしい姿勢とるとちゃんと怪獣らしく見えるんですね。
なんか操演について、ひとつ勉強になりました。

それと栄の地下街のシーン、スローかけたりして観てみるもののやっぱりエキストラの中から
某氏みつけられません。(^^;


タグ:映画 ガメラ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。